イカリブログ

碇太助が日々思う事や気付いたことを記事にするブログです。社会問題・衣食住・子育て・人間関係・いじめ等を取り扱います

碇太助の日々思うがままブログ

卒母はしてもいい。だが賠償責任を放棄するのは辞めてほしい

卒母が流行ってるの?

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女優の三田佳子が卒母を宣言し賛否両論があるらしい。
私は卒母をする分には問題がないと思う。いや、過保護にすべきではない。この手のお金はあるが子供の相手をする暇がない家庭は、愛情をあたえずただ過保護にして問題児を生み出すことが多い。また、社会に出た人間をいつまでも子供の面倒を見ていてはいけない。

忘れてはいけない事件

だが卒母しても子供の人格を形成した過去の責任が消えるわけではない。
新幹線の乗客の女性をいきなり刃物で傷つけ、助けに入った男性を刺殺した新幹線殺人事件は記憶に新しいだろう。その際、実父は事件に遺憾の意を表したが父親としての責任を逃れるように「本人が一成人として一生をかけて償ってほしい」と言った他人行儀なコメントをして世間の非難を浴びた。実父とどうしてもうまくいかず親戚に預ける「卒父」状態だったようだ。たまに大きな事件があったときに、親が本人が成人してるんで関係ないですというようなコメントをなんどか目にしていることだろう。

卒父卒母と被害者への賠償責任は別

親と子の成長や安全のために卒父卒母するのは良いことだ。だが、それで過去に子供にしてきたことまで精算されるわけではない。
そして、残された被害者家族にとって、そんなモンスターを生み出した家庭に責任が無いなどと言われて納得できるものではない。
卒母には賛成するが、賠償責任を逃れようとする口実に卒父卒母という言葉を使われては被害者が困る。