イカリブログ

碇太助が日々思う事や気付いたことを記事にするブログです。社会問題・衣食住・子育て・人間関係・いじめ等を取り扱います

碇太助の日々思うがままブログ

いじめ加害者を庇っているのは本当は誰か?

貧困家庭だけではないいじめ加害者家族

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いじめ加害者は貧困家庭からだけ生まれるのではない。その例は嘆かわしいほど多いが全く逆の立場の子供も加害者になる。それは準富裕層と呼ばれる士業の家庭や中小企業オーナー以上の家庭だ。
裕福な家庭環境に対して親は多忙。放置されながら過保護に育てられ、自分は特別で他人を軽く扱っても良いという考えを持ってしまった問題のあるご子息は一定数いる。また受験などのプレッシャーを大 きくかけられるのもこの家庭の特徴の一つだ。多忙なのにお金だけはあるため不倫などで希薄な夫婦仲が更に悪くなるというケースもある。夫婦仲が悪い家庭の子供が精神的に不安定に育ちかねないという のは知られた話だ。

裕福な家庭から生まれるモンスター達

記憶に残る最悪の事件は「佐世保女子高生殺害事件」だろう。
加害者の女子高生の家庭は佐世保では有名な弁護士で、女子高生も将来は弁護士になりたいという真面目な生徒だったという。ガンで実母が亡くなり不登校に。一年経たずに父親は再婚。継母と一緒に暮ら すのを拒否し…幼馴染の少女を手にかける犯行に至る。その後、父親の自殺が大きく報道された。
この事件は子育てを放任していたり家庭内不和の種があることを自覚していた一部の「ルール策定層」にはかなりの衝撃だったことだろう。読者の多くもそのような小金持ち以上の家庭のクラスメイトや知 り合いを知っているのではないだろうか?富裕層家庭の異常な生育の例だと「ミスターkoの事件」「スーフリ事件」もあるが詳細は省く。

立場のある人間は身内から犯罪者が出るのを恐れる

ルールを策定する層が子供の安全を願い自分の子供は問題ないと考えるならば、ルールは子供を守るため厳しく早急に動けて根本原因を突き止める仕組みになるはずだ。だが現状のガイドラインはあやふ やな上に、日弁連は更に要望書を出している。要約すると
「被害者保護者がガイドラインに沿って被害を訴えても、子供同士の生育の過程として見守るべきケースは多い。傷つき傷つけ合うのが成長だ」
という内容の箇所があるのだ。
被害者家族からみれば怒りが込み上げる意見書だ。なんのためのガイドライン制定なのか?

あなたの子供は生贄ではない

加害者は厳しい貧困層と問題を抱えた裕福な家庭に多く、善良で優しく育った一般市民の子供が犠牲になる。「傷つけ合う心の生育」などというたわごとで放置されてサンドバッグになっていい人間などいない。
富裕層から見れば、自分の子供がいじめ被害者、加害者のどちらであっても転校させたり海外に出せば良い。加害者になった際に逃がせなかったり自分や商売に非難が及ぶのは避けたいという考えなのかと 邪推してしまう。支配者層からすればルールはあやふやなな方がいい。自由のきかない庶民からしてみれば納得がいかない。
権威を傘にきた「自分の子供の生育に自信のない」一部の人間の言い分に納得し、大切な子供の命や心を生贄に差し出す必要など絶対にないのだ。