イカリブログ

碇太助が日々思う事や気付いたことを記事にするブログです。社会問題・衣食住・子育て・人間関係・いじめ等を取り扱います

碇太助の日々思うがままブログ

いじめ問題で学校の対応が遅い原因を解決するたった一つの方法

いじめの原因はどこに?

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学校側がいじめられている生徒からいじめを訴えられたときの対応が適当なため悲惨な結果となり、学校が謝罪をする痛ましいニュースを非常によくみる。
常々疑問なのは学校は謝罪するのにいじめを行った生徒及びその親が謝罪をしないという事だ。生徒が未成年だからとか、証拠がとかという話なのだろうが、いじめの原因と責任はいじめた生徒とそれを生 育した家庭にあることが多い。

被害者よりも加害者の生育環境に問題が

イジメられているという相談を受けたときの担任の気持ちはどうだろう?正直な話、面倒なことがクラスで起こってしまったではないだろうか?教師は各生徒と家庭に対して平等でなければいけないので 、あなたのお子さんがイジメていますよ決めつけて注意する事はできない。そしてイジメがあ発覚したら評価が下がるので学校は必死になにもないようにしようと動く。訴えている側、つまりイジメられて いる生徒とその家族を抑えるのが一番簡単だ。
原因はイジメている生徒とその親にあるはずなのに、学校は責任を追求される。そしてそれをさけようと、一番弱い被害者家族をないがしろにする。

ではどうすればそれを避けられるかというと社会全体が批判の矛先を学校から、加害者生徒とその家庭環境、ひいては社会問題という根本原因に向けるのが一番だと提言する。
人はやられた事を他人にするのだ。親に殴られたり罵倒されれば他人にそうするようになる。そういう家庭でのDVや貧困に焦点が当たれば虐待家庭から子供を守れとか学校よりも社会保障をどうにかしろと いう方向に向かうだろう。
原因は貧困や暴力ばかりではない。一見裕福な家庭でも全く子供に構わず性格を歪ませていた事が分かれば、金こそ命で子供の情操教育は二の次という一部富裕層家庭も変わり社会がよくなるかもしれない 。
よく被害者を黙らせようと発せられる、ご家庭に問題があるのではないですか?というセリフは加害者の家庭にこそ投げかけるべきだ。

後手後手のガイドライン

いじめの問題で学校があまりに責められるので文科省ガイドラインを作成した。だが、まず重大事態として著しい生命の危険や自殺した場合を想定されていてナンセンスだ。手遅れの状態で原因を突き止められてもどうしろというのか。
そして「学校側の対応に問題があったとしても再発防止のために調査しろ」という内容で、結局学校が悪い事が前提であり進んで対応などできないだろう。調査の方法もアンケートなどであり加害者がそこに至った背景には踏み込まない。そして極めつけが民事刑事の責任を追求するものではないということだ。 いじめ被害者とその家族はそんな調査が仮に行われたとして納得がいくのだろうか?
加害者とその生育環境に原因や責任を求めずに教育現場に責任を押し付けて表面上の対応を続けている。

学校が保身しなくてはいけないのが問題

学校がイジメを隠さなければいけない社会ではなく、生徒を助けた事を世間に公表し喝采される社会であるべきなのだ。教師になろうという人は上から下まで、正義をなしたいという人間が多いはずだ。 自分に火の粉がかからなければ。現状は残念ながら保身に走る他ない状況に追い込まれている。
加害者の実名報道ができずとも、学校が加害者の家庭に疑問をもち児童相談所などと連携して対処し、イジメに潜む問題を会見で明らかにできればいいのにと思ってならない。